仕事できない人が劣等感から昇格を目指す記録

職場のタイトル(職位)で一回り若い世代に追い抜かされ始めました。

「仕事ができない」を抜け出すための第一歩

反省2で書いたように、私が考えることが苦手な理由のひとつはインプット・知識が足りていないことだと考えています。

 

green-yellow.hatenablog.jp

 

今回は新しいプロジェクトに参加したということで、そのプロジェクトに関連することを勉強し始めていますが、結構効果があると感じています。

 

同時期に同じプロジェクトに入った後輩がおり、知識という点ではほぼ同じところ(ゼロ)からのスタートなのですが、明らかに私の方が広い目線でその分野を見ることができていて、用語に関する知識も多いと感じます。

 

このような形で効果を感じ始めているので、何をやったのかメモしておこうと思います。

 

  1. その業務のタイトルが入った本を図書館で検索して、複数借りる
  2. 複数の本での共通事項や共通の単語を理解して、大枠をつかむ
  3. 学んだことをどこかにまとめる。(自分のPCのExcelとかWordとかブログとか)
  4. 本では把握しきれなかった情報・キーワードを見つける
  5. キーワードについて学べる本を探す

 

それぞれについて少し掘り下げて説明します。

 

1.その業務のタイトルが入った本を図書館で検索して、複数借りる

 

まずは概要を理解する必要がありますが、今のご時世ではたいていのことは本になっているので、例えば「マーケティング」とか「会計」とか「製造業の仕事」とか、大きなカテゴリーでタイトル検索をすれば何かしら本があると思います。

 

さらに、Google検索すればある程度の情報はあるので、「マーケティング 本」とかで探してもいいと思います。

 

そして、自分が住んでいる地域、または職場の地域の図書館のウェブサイトに行き、タイトルを検索し、出てきた本を片っ端から予約して借りていきます。

 

少し前のコンサルの人が書いた本を読むと、「本は買いなさい、自分でお金を出した方が真剣に取り組める」とよく書かれていたのですが、私は図書館で十分だと思っています。

今は本がありすぎて当たりはずれが大きいですし、お金がかからない分たくさんの本に目を通すことができるからです。

 

たくさんの本に目を通した方がいいと思う理由は2に書いています。

 

2.複数の本での共通事項や共通の単語を理解して、大枠をつかむ

 

図書館で大量に本を借りたら、とにかくざーーーーっと目を通します。

一言一句理解する必要はありません。

同じカテゴリの本を何冊も読んでいると、繰り返し同じ内容が出てきます。それがそのカテゴリの中で超基礎となること、つまり知ってて当然のことであり、本を変えて繰り返し少し違う説明で読むことによって徐々に頭に入ってきます。

 

本によっても説明のうまい下手や自分に合う合わないがあるので、いろんな説明(本)を読むに越したことはないと思います。

 

説明が小難しい本を1冊読むだけでは理解できなかったことが、いろんな切り口での説明を受けることによってだんだんと形が見えてきます。

 

3.学んだことをどこかにまとめる

 

これが結構重要です。

インプットじゃなくてアウトプットじゃないかと思われるかもしれませんが、その通りです。

ただ、私の中では仕事に関連するアウトプットをよくしたいという思いがあるので、この場でのアウトプットはあくまでも自己学習の流れの一部であり、インプットの一環としてのアウトプットという位置づけにしています。

 

本の乱読で得た知識を、ExcelでもWordでもパワポでもブログでもいいので、誰か(過去の自分やこの知識が全くない人)に説明するつもりでまとめます。

 

そうすると、意外と「あれ?ここの説明が足りてないな」とか「これってどういう意味なんだろう」とか気づいたりします。

 

そうして独自の追加調査(Web検索)をして情報を補足していくと、気づけばその知識は自分のものになっています。

 

さらに、自分が書いたものを数日後もしくは数か月後に読み返してみます。

そこですっと読めればうまくまとめられてますし、「あれ?よくわからないぞ」と思うところがあれば、そこは情報が不足していたり、情報の整理の仕方が下手だったりするということになるので、改めて追加調査したり、整理をし直します。

 

4.本では把握しきれなかった情報・キーワードを見つける

 

1のような検索の仕方だと、そのカテゴリーに対して浅い知識しかインプットできません。つまり、基礎です。

基礎だけあってもあまり業務上は直接役には立たず、知ってて当然のことを知っているという状態です。(ただ、体系的に理解することは基礎として重要です)

 

ここからは同じ業務を行う人と、より深い話ができるようになったり、より深い考察が自分でできるようになるためのインプットが必要になります。

 

そのためにはリアルタイムの情報が必要となってくるので、ビジネス雑誌や日経MOOK、新聞、Webサイトを読み、新たなキーワードを見つけていきます。

 

一例として、その分野の有名な理論や先進企業の事例を見る、というのもあると思います。

例えばマーケティングなら、「マーケティング 有名」と検索すればその分野の有名な学者さんが出てくるので、その人が書いた本を探します。

または「マーケティング 先進企業」と検索すればランキングが出てくるので、「マーケティング XXX(企業名)」で追加調査をします。

 

それ以外にも、ビジネス系の関連雑誌を読むと、本では分からなかったような具体的な事例や目線、キーワードなどが出てきます。

私の場合は図書館で検索した際に、日経MOOKも検索結果として出てきたので借りて読んだらとても理解が進みました。また、東洋経済のバックナンバーに特集があったりもしたので、ビジネス雑誌のバックナンバーを探すということも大事だなと感じました。

 

私は今回はまだ使っていないのですが、国会図書館に行って専門雑誌を探してみるというのも一つの手だと思います。

 

5.キーワードについて学べる本を探す

雑誌やWebの記事等を読みながら見つけたキーワードの本を検索して読んでいきます。

この時も、1と同じように図書館の検索でタイトルにキーワードが含まれるものを検索してもいいと思いますし、ネットで「XXX(キーワード) 本」と入れて検索してもいいと思います。

 

 

このような形で繰り返していくと、だんだんと勘所が分かってきました。

 

まだまだ上司や先輩たちと比べると議論できるレベルは低いのですが、着実に知識の階段を上がっているという実感はあります。

 

私が関係している業務で必要となる知識が幅広いので、キーワードが次から次へと出てくるため、まだまだ道半ばですが、このまま知識を積み重ねていきたいと思います。