仕事できない人が劣等感から昇格を目指す記録

職場のタイトル(職位)で一回り若い世代に追い抜かされ始めました。

転職したら劣等感が消え去りすべて解決した

社内での昇格を諦めて転職を決め、実際に転職をして半年以上経ちました。

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結論から言うと大正解でした。

あのタイミングで転職すると決断した自分をほめたいぐらいです。

 

まず、望んでいた管理職の役職を得ることができました。(一応正式な肩書を得るまで半年間は様子見されましたが)

また、周りの人たちは優秀過ぎず、イマイチ過ぎず、ちょうど私の経験と知識で指導できてそれを素直に吸収してくれるレベルで、自尊心がだいぶ満たされています。

 

それだけでなく、本当にやりたいと思っていたことができている状態です。

 

このブログでは劣等感を全面に出していたので劣等感について言えば、完全になくなりました。

むしろ頼られて気持ちがいいし、自分は今の役職に十分な動きができていると感じています。今よりも役職の低い立場で劣等感を感じていたのに、今は当時よりも高い役職なのに「自分は十分できている」と感じられています。

 

転職するたびに感じることですが、中身は同じ人なのに職場によってこうも変わるものかと思います。

 

さらにいいと感じたことがありました。

このブログに書いていた反省点について、管理職になり立場が変わったこと、当時の自分よりもできていない部下たちと接することで自然と意識できるようになりました。

まさに「立場が人を作る」を自分で感じています。

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今回の転職ですごく感じるのは、劣等感を感じるような職場は自分には合っていない職場だということ。

 

劣等感を感じる職場で無理やり昇格を目指して心を疲弊するよりも、自分の感覚と合う会社に転職をしたほうが絶対に幸せになると思う。

 

 

転職を決めました

今回の転職活動では3社から内定をもらい、選べないという状況になっていたのですが、最終的に1社に決めました。

 

やはり、そもそも昇格を目指していたということもあるので「管理職扱いをしてくれる」会社に行くことにしました。

 

とはいえ、私も面接で嘘はつけないので管理職経験はないということは伝えてあります。そこも分かったうえで、サポートするのでやっていきましょう、と言ってくれた会社です。

 

本当は、90%ぐらいの気持ちでほかの会社に行く気になっていました。

それは一時的にかなり年収が下がってしまう会社です。

さらに、管理職採用ではなく、完全な平社員からのスタートで、最速で昇格試験を受けさせてくれる、という話での内定でした。でも確実に昇格できる保証はありません。

そして、ド日系の企業です。

正直なところこの点には完全な納得はできておらず、悩みどころではありました。

 

それでもホワイトな企業で離職率も低く、安定しているというところでかなり魅力を感じていました。

 

そこまで思っていたのになぜその会社にしなかったのかというと、最終的に給与をあまり下げずに管理職扱いをしてくれる会社がほかにあったからです。

 

そして、その会社が一番自由度が高そうだったから、というのも大きな理由です。

 

私は今の業界に入ってから、かなり自由な働き方をさせてもらっています。

古い日系企業の変なしきたりからはかけ離れたところにおり、今更ド日系企業のなぞの儀式やルールに付き合える自信はありませんでした。

 

今回内定をもらったのはすべて日系企業ですが、90%行く気になっていた企業ともうひとつはド日系大企業、転職することを決めた企業は日系ですが比較的新しく、自由な社風の会社です。

 

散々悩んだ結果ですが、表面的に見えている情報や条件としては一番いい会社を選べたのではないかと思っています。

 

もちろん入ってみないと実態は分かりませんし、一緒に働くチームメンバーにやっかいな人がいる可能性もあります。

 

でも、入社を決めてからしばらく経ち、ネットや雑誌等でその会社に関する情報を収集してもあまり悪い内容のものはないので、現時点では楽しみの方が大きいです。

 

あまり計画的ではない状態で始めた転職活動でしたが、現時点ではとても満足しています。

3社から内定がもらえました

転職活動の結果、3社から内定がでました。

 

書類が順調だった割には最終的に3社か…という気持ちもありますが、実は複数の内定をもらったのは初めてです。

 

新卒の時も、1回目の転職の時も一番最初に内定が出た会社で決めてしまいました。

新卒の時はほかの会社で落ちまくり、ほぼその会社しか内定がなかったとも言えます。1回目の転職では、最初に内定が出た会社で十分満足だったため、早く転職したくてすぐ決めてしまいました。2回目の転職は紹介だったためそもそも1社しか受けていません。

 

そのため、複数の内定先から選ぶという行為が初めてです。

 

今回の転職活動をしてみて思ったのが、「いい会社が多くて選べない」というぜいたくな悩みです。

 

ネットの情報を見ているとブラック企業だとか大企業でも過労自殺とか、結構ネガティブな情報を見ます。

 

そのため、色んな会社を受けていてもどうせ途中で「この会社はないな」と思うところが出てきて、自然と選べるだろうとタカをくくっていました。

 

ところが見事にその予想が外れ、書類の時点では「行く気がないけど練習に受けとくか」と思いながら受けた会社が思いのほか良く、選考が進めば進むほど分からなくなる、といった状態に陥っていました。

 

最終的に3社から内定をもらい、選ぶのにとても苦労しています。

自分が気にしている点は面接の逆質問やオファー面談ですべて聞けてしまったため、どの会社でもクリアになっています。

 

また、給与に差はあるのですが、

①一時的に結構下がるけど1年ごとのあがり幅が大きいので長い目で見れば得

②現職よりは少し下がるけど管理職扱いになり、毎年あがる

③現職よりあがるけど多分その後のあがり幅は小さい

というそれぞれのパターンがあり、これも一概には選べません。

 

面接官の人柄もすべての会社で良く、一緒に働いても嫌な気持ちにならないだろうなと思える人ばかりでした。

 

業務内容も大きな違いはありませんし、オフィスの立地もどこも似たり寄ったりです。

オフィスのきれいさやおしゃれさについても、多少の差はあるのですが現職においてすでにきれいなオフィスを十分堪能しているため、そこまで強い思いや憧れがありません。

 

ということで決め手に欠けています。

 

なんなら誰かに「ここに行きなさい」と決めてもらえば喜んでそこに行きます、という感じ。

 

自分の中で複数の基準を決めて表にまとめていたのですが、すべてにおいて3社がクリアしてくるという想定外の状況になってしまい本当に悩んでいます。

仕事における自尊心は上司の接し方によるのかもしれない

現時点において、私の心はネガティブです。

 

転職活動は相変わらず順調なのですが、やはり仕事面となるとネガティブな感情(自分は仕事ができない)が8割を占めています。

 

その原因が分かりました。

 

私が「いい人」だと思っていた上司が元凶でした。

彼は本当に発する言葉自体は悪くなく、仕事のクオリティも高く、部下の面倒見も良いのですが、言葉の端々や表現の中に私がネガティブに捉えてしまう部分が見え隠れするのです。

 

私はその辺についてはかなり敏感なので感じ取ってしまい、ネガティブになってしまっているということが分かりました。

 

例えば、簡単な作業を私に任せてくれているはずなのに、ちょこちょこ確認が入ります。この作業は本来であればとても簡単なのですが、上司は仕事のクオリティが高いため、私が思いつかないようなことも思いついたりします。私から見るとそれは過剰サービスのように見えるのですが、彼の中ではその過剰サービスが「正解」なので、私がその辺を見落としていないかチェックされていると感じるのです。

 

「あの作業の件だけど、今は特にやることないんだっけ?」のような感じで確認されます。

 

ある意味、とても小さな作業でも気にしてくれているとも考えられますが、正直上司に確認されるほどでもないレベルの作業なので、私としては「信頼されてない」と感じてしまいます。

 

また別の話で、私はとあるプロジェクトにも入っていて、そのプロジェクトリーダーは前述の上司とは異なる人なのですが、時々「そのプロジェクトは大事だから上司の立場として私も気になってる。資料をレビューしたい。」という趣旨のことを言われます。

 

本来であればこの上司はほとんど関係がないのですが、何かと理由をつけてレビューしたがります。例えば「プロジェクトのリーダーも、私(上司)にレビューしてもらえってあなたにいうと、あなたを信用していないと思われてしまうから言えない」という表現をします。彼は私の上司という立場で私をプロジェクトに出しているため、下手な資料は作ってくれるな、ということだと受け止めています。

 

実はこの表現の仕方は別のタイミングでも言われており、こんなに繰り返し言うってことはつまり上司が本当に私のことを信頼していないということなんだな、と感じてしまっています。

 

更にいうと、上司のさらに上の立場の人がそう言っているんじゃないかとも疑ってしまいます。(これは被害妄想)

 

やっぱり言い訳って言いすぎると余計嘘くさく聞こえるということを久しぶりに感じました。こんな形で感じたくはなかったですが。(せめて部下が言い訳してるのが嘘くさい、とかいう形で感じたかった)

 

下手に年を取ってしまったからなのか、上司の配慮の言葉をストレートには受け止められず、裏に何か悪い意図が隠れているんだろうと考えてしまう癖がついてしまっています。

特に上司が私に不利益があることを言わなければならないときには顕著に感じます。

 

このような小さいことが積み重なり、ネガティブになってしまっているということが分かりました。というか、この上司と接点を持つとネガティブな気持ちが生まれるということが分かりました。

 

上司と接していない期間は特にこのようなことは感じないのです。

電話やミーティングで話をすると上述のようなことを言われてしまったりして、ネガティブモードに突入してしまいます。

 

解決策はもう1つしかありません。

この上司とは可能な限り接しないことです。

 

まだ転職先も決まっていないので、会社を辞めるとも伝えられず今までの関係を続けているのですが、早く退職すると言いたくて仕方がないです。

 

転職活動が順調すぎる

今の仕事を逃げると決意し、転職活動を始めました。

 

そうしたら怖いぐらい順調で驚いています。

 

今の会社では優秀な人たちと働いているため、周りと比較されて私はかなり自尊心を傷つけられてきました。

みんなができていること、みんなが頭の中で考えていることが自分には思いつかない。上司の期待に応えられていない。後輩に抜かされる。

 

じわりじわりと真綿で首を締めるように自尊心が傷つき、自己肯定感が下がり続けていました。

 

結局転職活動を始め、まずは転職サイトに登録をしました。

スカウトは誰でもたくさん来るような気がするのであまりありがたいものではないと思うのですが、それでもスカウトが来るたびに自尊心が少しずつ回復していきました。

 

そして、スカウトをくれたエージェントととにかく面談をしました。エージェントだけで10社程度はしたと思います。

大手のエージェントからは、一般的に書類の通過率は2割程度、面接の通過率は3割程度と聞かされたため、紹介された求人のなかでそこまで興味がない企業にも応募し、とりあえず10社程度応募してみました。

 

そうしたら、書類がすべて通過してしまいました。

 

あれ?書類の通過率って2割じゃないんだっけ?

 

そう思いながら面接に進むと、今度は1次面接も1社を除き通過してしまいました。

(1社だけ1次面接で落ちました)

 

 

あれ?面接の通過率って3割じゃないんだっけ?

 

ということで、あれよあれよという間にほとんどの会社で面接が進んでいます。

 

まだどこかに決まったわけではないので、順調と言ってもここから落ち続けるかもしれません。

 

それに、面接だけでは本当の実力と言うのは判断できないと思うので、いざ一緒に働いてみたらまた「仕事できない扱い」をされてしまうかもしれません。

 

そのような可能性はあるものの、ここまで書類や面接でうまくいくとは思わず、傷ついた心も回復傾向にあります。

 

心が回復傾向とはいえ、今の会社にいたら自尊心はじわじわと傷つき続けるので残ることはないと思います。

 

私の仕事は少しニッチな業務のため、求人を出している企業側も社内で希望する人も少なく、外からの応募者もなかなかいないのだと思います。だから、応募者がいると食いついてくるような状況なんだと思います。

 

ただ、今の会社では「自分を求められる」というシチュエーションがほとんどなかったため、こんなにもいろんな企業が求めてくれると本当にうれしい気持ちになります。

そして、面接でお話をしてみるといい人ばかりで選べません。

 

さほど興味ないまま応募した企業も、入社したら上司になるであろう面接官と話をしてみたら普通に惹かれてしまったりしました。

 

書類選考や面接がここまで順調なのは万人に当てはまるわけではなく、たまたま私の職種が応募者が少ないものだったためと思われますが、やっぱり広く社会を見てみると「ほかに行ける場所はたくさんある」と思えます。

 

働いていて多少の無理を感じる職場にこだわる必要はないと思えました。

 

 

結局逃げる方向で動いてしまっています

頑張るつもりでブログを立ち上げたものの、あっという間に諦めモードです。

 

まず、昇格するためには実績を残す必要がありますが、その実績を残すためのプロジェクトがなくなってしまいました。

 

当初の予定では、そのプロジェクトをベースに目標を立てて頑張り、その結果を基に昇格を目指すという想定をしていたのですが、クライアントの都合でプロジェクトがなくなってしまいました。

 

それが確定するまで約3ヶ月。なにかと作業はしていたものの、実績となるようなことはなにもできずに時が過ぎてしまいました。

 

たった3ヶ月ぐらいいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、実はこれより前からしっかりとしたプロジェクトへの関与ができておらず、実質半年間は実績を残せるようなことをしていないのです。

 

つまり、次回の昇格のタイミングで自分が昇格するのは絶望的な状況です。

 

時間がかかっても頑張ろうとは思っていましたが、前回書いたように今の状況でも「できない人」扱いされ始めているように感じるので、この組織を出た方が自分のメンタルのためにはいいと判断しました。

 

結局どこにいっても「できない」人間なのかもしれません。

少なくとも「どこにいってもできる人」ではないことはだいぶ前から明確になっています。

 

 

ただ、自分でも分からなくなるのが、一部の人からは評価してもらえているのです。

時々指名でプロジェクトにアサインしてくれる方がいるのですが、その方からは毎回「安心して任せられます」と言ってもらえます。

 

それに、昨年度の評価の数字も正直言って「いい方」で、今はいなくなってしまった上司からも「これはいい評価だからボーナスに上乗せされるよ」と言われていました。

 

このように評価されることもあるにも関わらず、「優秀な人」と一緒にプロジェクトをやると必ず「できない人扱い」をされることになり、メンタルが削れていくのです。

 

どこの会社にいっても同じで、上司の当たりはずれによってこのようなこともあるかとは思うのですが、やはり優秀な人が明らかに多い環境だとより難しいと感じます。

 

 

ということで結局転職活動を始めてしまいました。

 

正直に言って逃げの転職ですが、みんな実質は似たようなものだと思っています。

いくらきれいごとで「やりたいことがあるから」「こういう経験を積みたい」といったところで、その組織を出たい理由がなんかしらあるっていうことですし。

 

少なくとも今の組織では以下のことが分かりました。

・自分は優秀な人にはついていけないこと

・でも、そのなかでもなんとかやってはいけていること

・一部の人には評価もしてもらえていること

 

そのため、転職活動の軸としては明らかに優秀な人が多そうだとわかる職場や、意識が高そうな職場は避けるというのが第一目的になってしまいました。

 

でもそれは自分の市場価値をある程度把握したからそこに落ち着いているということです。自分は一流企業でバリバリに働くような人ではないのです。

 

今度また自分のキャリアを振り返って「自分の立ち位置」というものを再確認したいと思います。

 

新しい環境でも「できない人」モードになりつつあるかも

せっかく新しい環境に行き、周りの人が変わったのに結局「できない人」であることから抜け出せていないようです。

 

新しい環境と言っても、結局は同じ組織の中。

周りには優秀な人が多いため、相対的に見て下の方にいるということは変わらなかったようです。

 

今回このように感じたきっかけは、私が作成した資料に対して、ミーティングの際に上司が後輩に意見を聞くようになったことです。

 

それは別に悪いことではないのですが、やはりレビュー時・ミーティング時の上司の反応の仕方で「この人のことはいいと思ってる」「この人のことはいまいちと感じている」というのが分かってしまいます。

 

傾向として、いいと思っている人に対して、いまいちと思っている人の資料に対する感想を聞いたりするということが分かってきました。

まさにそれをやられてしまった、ということです。

そして逆はありません。いいと思っている人の資料に対し、いまいちと思っている人の意見を聞くことがないのです。

 

上司本人と話をすると、「自分は相対評価はしていない」というものの、反応の仕方で分かってしまうので、周りにもそれが伝わってしまいます。

つまり、後輩たちにも私が上司から「いまいちと感じられている」ということがばれてしまうのです。

 

正直、気づいた直後はかなりへこみ、会社を辞めたくなりました。

勢いで転職サイトに登録してしまったほどです。

 

ほかにもちょっとしたきっかけや考えがあり、転職エージェントとは話をしてみようかとも思っています。

そこで万が一、魅力的だと感じる仕事があれば昇格を目指す前に転職というのも考えるかもしれません。

 

と、ネガティブなことを書きましたが、なぜこのような状況になってしまったのか反省はしないといけないですね。

そうしないと今後も変われない。

魅力的な転職先がなければ、昇格を目指すしか道はないので、冷静になって振り返り、改善点を探したいと思います。